神経症治す努力の絶対停止


神経症の治しが不可能な環境とは、どんな環境であろうか。
私で言えば、職場で営業部に自分が配属された場合だ。私は典型的対人恐怖、異性恐怖の人間であるから、対人折衝がある環境、あるいは異性に囲まれる環境では脳が暴走してしまう。
一度脳が暴走をすると、もう手が付けられなくなり、どのような努力をしても無駄だ。このような環境では、大体努力する事がより暴走を促し、暴走した脳は私に間違った指令をする。アル中と同じで、コップ一杯のお酒を飲んだら、トコトンまで行ってしまうのに似ている。

でも、この苦手な環境さえ避ける事が出来れば、我々の脳にも正常に戻るチャンスがある。戻るチャンスとは、自分を安全な場所移動した時、恐怖から自分を隔離した時に訪れる。私だったら人との折衝が最小限度に抑えれられる職場であり、その反対の環境では現在の斎藤は難しかった。

次に大事なのは、神経症を治す努力の絶対停止だが、これが出来るであろうか。神経症とは治そう病であり、生きている限り治す努力を続ける。
ほとんどの人はそのまま治そう努力を続け、最後は精神病院行くか、生活の破綻かになってしまう。こんな事は健康な人には考えられないが、神経症者では日常茶飯事だ。

上に挙げた2つ、即ち自分を恐怖から遠ざける事と神経症治しの完全な停止が実行出来ると、次の雑用に簡単に移行できる。
我々の脳にも自然回復能力があったのだ。神経症治しの努力が止むと、強迫観念も自然に消える。強迫観念が消えると、身の回りの雑事が見えるようになる。敢えて立とうとは思わなくても、自然に立っている自分を発見するであろう。

やはり最後は流れるような動きです。健康世界では体が軽く、自分に命令しなくても体は自然に動く。この状態で生活が困難になる分けがないし、人生に成功しないはずがない。



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