神経症治しの原点



治しの原点とは、一にも二にも、神経症治療行為を停止することなのです。そもそも治療行為をしなければ、神経症は最初からなかったのだ。治し行為をしたから、これだけの人生の無駄をし、今後も死ぬまで無駄は続く。

多くの無為療法を覗く神経症者が、雑用に飛びついてしまうのが面白い。ホームページの最初に、治療行為の完全停止を述べているのに平気でそれを乗り越え、一気に雑用に飛んでしまう。何故こんな事になるのであろうか。

治そうの強迫観念に煽られると、ホームページの最初に書いてある言葉も目に入らなくなるからだろう。無為療法の道主である斎藤さえやってしまうから、一般の神経症者には当然難しい。

では何故私は、最初から雑用ができたのであろうか。それは、30年間に渡って読み続けた森田療法の本が、間違っていると気づいたからです。30年間、唯一読み続けて来たのは森田療法だけであったから、森田がダメと分かったらもうやる物がない。即ち、治す努力の完全停止が自然に出来た。

神経症者ではこの最初の第一歩がそもそも出来ていない。無為療法で神経症を治してやろうと思って来る分けであるから、当然で、最初の禁止条項を簡単に飛び越えて雑用に直進する。これでは治る分けがないのであるが、それ故に斎藤に雑用をケチつける。雑用をやれと言えばそれにケチをつけ、治療行為としての雑用をダメと言えばそれにまたケチをつける。何れにしても俺は動きたくないと主張している。

神経症を治す本筋は雑用ではなくて、治療行為の停止なのです。
治療行為さえしてなければ、雑用は誰でも出来た。人間は動物であって、動物は習わなくても動いているし、動いていることが気持ちがいい。我々の意識は無意識と意識から出来ていて、日常の行動は殆ど無意識が支配しているから、脳が正常に戻ると人に言われなくても自然に動き出す。

明らかな回復
治療行為を停止すると、まず気分が安定して体が軽くなる。同時に心が平らになるのが分かるに違いない。今まで気分が不安定で、ちょっとした事で気持ちが落ち込んだが、今は心は上にも下にも行かない。無駄な心のエネルギー消費がなくなるから疲れなくなる。それと気転が利くようになるのも見逃せない。第六感が活発になり、忘れていた事を思い出し、良い考えがパッと浮かぶ。

健康な世界とは、活発な無意識の世界と言っても間違いないでしょう。あまり考えていないが物事がズンズン進む。ある人が、仕事に成功するには楽しんで仕事をやれと言う。嫌々やっているようでは、最低賃金がやっとであるが、目を輝かせてやると、人の数倍も稼ぐことが出来ると主張している。人生も同じで、やるべき事をやるなんて重い荷物を担いで坂を登るみたいなことを言っていると人生に落後するが、楽しんでやると自分でも驚くほど物事を処理し、人にも感謝される。



ホームページへ