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こんな表現でギャンブル中毒の治療の難しさを説くある精神科医の記事を読んだ。われわれの脳は最高級の生物学的コンピューターですが、依存症を発症しやすく、一度依存症を発症すると治すのが非常に難しい。
人によってはギャンブルをするとドーパミンが噴出して気持ちがよくなると言う。一度このドーパミンに快感を覚えてギャンブルを繰り返すと、脳に構造的変化が起き元に戻らなくなるらしい。 アル中も同じ原理で、一度アルコール依存で脳が変化すると決意とか反省ではもう元通りにはならない。アル中患者の平均寿命がわずか54歳と言う情報もあり、身震いがする。 私が繰り返し依存症の恐ろしさを言うのは、依存症が神経症に大変似ているからです。神経症は、薬物とかアルコールのよう刺激物質が外部から注入される分けではないですが、内部から分泌される安堵ホルモンにより変化してしまうと私は仮定します。 神経症ではまず不安が発生して、それから脱出する方法を探し始める。不思議と発見してきれいさっぱり不安がなくなる。やれやれこれで問題解決と安堵(安堵ホルモンの噴出)しますが、間もなくそれは無効と分かり、また完治根治法を求める。神経症はこの繰り返しをしながら、次第に脳に構造的変化が起きてしまうと私は見る。 神経症ではアル中のように体を壊す事も家庭を崩壊させる事もないが、生活の質の低下が凄まじい。心が完治根治に向けて固定されるから鬱状態を引き起こし、決断不能、間違い多発、記憶力の低下、感情の不安定、工夫気配りの喪失と損失は計り知れない。さらに問題解決を難しくしているのは、これほど重大なのに、神経症者は自分が心の病気である事実を認めない事です。 幸いにも神経症の場合、アル中やギャンブル中毒ほどに深刻な脳の変化は起きてないようで、元に戻るチャンスはある。 そのカギは、努力とか決意で治すのではなく、筋肉を使うのです。 筋肉を使えば、少なくても暴走脳の興奮を冷やす事が出来る。脳の興奮を冷やした上で、完治根治を求める心の癖を止める努力をすれば今度は成功します。 そのためには神経症関連の情報を今後得てはならない。このホームページも繰り返し読まないで斎藤にも質問しない。一切の質問と情報集めを止め、ひたすら雑用に汗を流すのです。もちろん雑用の連続では疲れますから、時々休みを入れるのは当然です。 ホームページへ |