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神経症とは無限運動をしている円盤に例えられる |
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神経症者ではストレスを受けると心に神経症円盤を回転するモーメントエネルギーが発生して、円盤は回転し始める。円盤が回転し始めると、神経症者は神経症不安の原因解明とその対策に必死になる。必ず対策を発見しそれを実行するが失敗し、挫折感は更なる円盤の回転エネルギーを生む。一度この円盤の回転が始まると停止することはなく、殆どの人は一生神経症との戦いで終わってしまう。故に神経症を難治性の強迫性精神障害とする。
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無為療法とはこの円盤の回転を止める療法である。 |
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原因を究明せず、方法を発見せず、治療法を実行せず、失敗もせずとやると、神経症回転円盤に回転エネルギーが発生しないから次第に速度は落ち、最後に停止する。
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何故動けないか | ||||||||||||||||||||
神経症者は大変動くのが難しい。理由は、強迫観念が荒れ狂っているからです。強迫観念が猛威を振るうと、無意識の活動が停止してしまう。日常の簡単な動作を指令しているのは無意識であるから、その活動が停止すると動きも停止する。しかし、意図して動こうとすると難しいが、強迫観念を抑制する方向に舵を切ると体は自然に動く。強迫観念の猛威を収める最大の方法は、治療行為の完全停止なのです
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神経症と化学的平衡 | ||||||||||||||||||||
神経症が治るとは森田療法が言う完治とは違う。化学反応の平衡状態に似ていて、反応は右にも左にも行くが、一方的に右(健康状態)にずれた状態を神経症の治りと言う。
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我々は化学の授業で化学平衡を学んだ。例えば酢酸を水に溶かすと下に示す平衡状態が現れ、酢酸の分子は3つの状態を同時に維持している。反応は右にも左にも行き、一定温度で一定の平衡を保つ。
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CH3COOH(酢酸) CH3COO- + H+(+-に電離した状態) 酢酸のビーカー中での状態 |
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神経症を化学平衡で説明すると | ||||||||||||||||||||
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神経症と量子力学 | ||||||||||||||||||||
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フラッシュバック(Flash-back) | ||||||||||||||||||||
フラッシュバックは神経症の本質であり、我々は中々根絶できない。フラッシュバックとは突然襲う神経症の激震であり、ちょっとした心のストレッサーで何時でも起こり得る。神経症者では毎時、毎分起きているから何時もフラッシュバックの状態であるが、神経症が治りかけた人、治った人ではこの回数が大幅に減っている。斎藤の現在の発生率は数ヶ月に1回で、ここ迄来るには10年の歳月が必要であった。
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神経症の治癒過程 | ||||||||||||||||||||
ムードスウィング(心の上下動)は無為療法を実施した直後から殆ど消滅するが、フラッシュバックは簡単には消えない。斎藤の場合、5年経った時点でかなり怪しい時があったが、継続的に無為療法をやることにより、今は数ヶ月に1度位に減少していて殆ど健康な人と変わらない。 ホームページへ |