神経症とは


神経症とは無限運動をしている円盤に例えられる
神経症者ではストレスを受けると心に神経症円盤を回転するエネルギーが発生して、円盤は回転し始める。円盤が回転し始めると、神経症者は神経症不安の原因解明とその対策に必死になる。必ず対策を発見し実行するが失敗し、それが更なる円盤の回転エネルギーを生む。一度この円盤の回転が始まると停止することは難しく、殆どの人は一生神経症との戦いで終わってしまう。故に神経症を難治性の強迫性精神障害とする。


無為療法はこの円盤の回転を止める療法である
  • 回転を止めるには、先ず療法行脚をしないと言う強い意思が必要になる。
  • しかし意思だけでは多くの場合達成が難しい。何故なら元々神経症脳と言う欠陥のある脳だからだ。
  • カギは動きにあります。動きは強迫観念の威力を弱める働きがある。
  • 動きとは手足を動かす事で、生活に必要な動作全てが動きになる 。
  • 困難な戦いが予想されますが、これに打ち勝つには一見無駄に見える動きを敢えてする勇気が必要です。
  • 運動や仕事に伴う動きはここでは無視する。

強迫観念は動きを嫌う
神経症者では強迫観念が日常の動きを制約していて大変動くのが難しい。強迫観念はわれわれに全神経を集中して聞けと命令し、体の動きを阻止しようとする。しかしそのまま強迫観念に言われるがまま停止してしまうと生活は終わるから、敢えて動いて強迫観念との戦いに挑む。

人生相談では治らない
神経症者は苦境を脱出するために人生相談をする傾向にあります。しかし神経症は人生相談の対象ではないし、人生相談では治らない。ではどうしたら治るか。

動きを確保する事なのです。体が動いていると不思議に強迫観念の威力は落ちる。強迫観念の威力が落ちると体は自然に動くようになります。
健康とは体が自然に動く状態であり、ここでは既に強迫観念は消失している。その時、斎藤に伺いをたてる必要もないし、健康な人と同じく明るい顔で生活をしている。