|
宇佐先生の「とらわれからの解脱」から 良寛の師匠に国仙という優れた禅僧がいたが、良寛にこう伝えたという。「正法眼蔵を読むのもええが、それよりも1に石曳け、2に土運べじゃよ」と。良寛はすぐにその意味を悟ったという。修養の根本は今も昔も変わらないのである。 無為療法も似てますね。インターネット上を治す方法を求めて探し続けるのではなく、立ち上がり食事の片付け、買い物、掃除、洗濯をしろと言うのです。今まで神経症者に雑用の重要さを説いて、「はい」と言って立ち上がる人を見たことがない。大概は公園に散歩、ストレッチ体操、中には図書館に本を読みに行くと言う。 もっとも神経症者にも言い分がある。強迫観念が動く事を極端に嫌うからです。しかし、強迫観念の命令のまま動かないと人生はそれで終わるから、ここは一大決心して動こう。ストレッチではなくて生活の基本動作をするのです。 ホームページへ |