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「道元」松原泰道著から 道元われわれは神経症世界を離れ健康世界に入ったとき、自由になったと意識できない。意識できなければ喜びも存在しない。何が違うかと聞かれれば、時間の進みが速かったと思うし、疲れが断然少なく、一日が楽しかったと感じる。神経症の悟りとはそんなものであり、格別に人に自慢するほどのものではない。どこにもあるあたりまえの感覚であり、控えめに咲く道端のタンポポみたいなものである。 もしこの時に1億円を拾ったような喜びを感じたなら、それは妄想の世界であり貴方の神経症は続く。悟りとはひっそりとし、何か温かみを感じるものであり常に変化する。悟りは神経症治療を完全拒否した時に達成されるものなのです。 ホームページへ |